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S&Pは、同国が今年、喫緊の課題である財政問題への対応に失敗した場合、格下げする可能性があるとしている。
S&Pは、メキシコの財政及び対外収支が世界的な景気下降の結果悪化しているほか、企業および銀行セクター関連の問題も格下げ圧力になる可能性があるとしている。
ムーディーズ・インベスターズ・サービスのアナリスト、マウロ・レオス氏はこれに先立ち、セミナーで「年内に再度検討をする可能性がある。信用格付けに対して何か決定するかもしれない」と述べた。その上で、同国が投資適格級の格付けを失うリスクはないと強調した。
元国際通貨基金(IMF)西半球地域ディレクターのクラウディオ・ルーザー氏は同じセミナーで、メキシコ国債のスプレッドは現在ブラジル国債のスプレッドより拡大しているが、格付け機関は、メキシコに対してブラジルよりも高い格付けを付与していると指摘。「支払われているプレミアムと変更されていない格付けの間に不一致がある。格付けは調整されるべき」との見方を示した。
S&Pとフィッチによるメキシコの格付けは現在「BBBプラス」。ムーディーズは「Baa1」となっており、全て投資適格等級で3番目に低い水準。
一方、ブラジルの格付けは、S&Pとフィッチが「BBBマイナス」と投資適格級で最も低い水準。ムーディーズによる格付けは投機的(ジャンク)等級となっている。
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